過去世のラスボス。。。《2》


昨日の記事の続きです。


家族がバラバラになるその時、
私は両腕を捕えられたまま
声の限り叫んでいます。

「子供を助けて!殺さないで!!
この子は何も知らない!
何も罪はないっ!!」

その声に知らんぷりをしながら
男の1人が
子供をどこの牢屋に入れるのか
周りと相談し、頷くと

荒々しい動きで
子供を抱えて
家を出ていくのが見えました。


私は諦めきれず
同じことを叫びながらも

絶望に打ちひしがれ、
処刑場へと
引きずるように連れられていきました。


…ところが、その男は
子供を荷物のように
何かにくるんだかと思いきや

牢屋に行くように見せかけ、
家に束の間戻り
手早く身支度をすると

自らも危ない目に遇いながら
遠く離れたどこかへ逃れ、

養子としてその子を
育ててあげる姿が見えたんです。


「良かった…」
過去世の私は、知る由もないけれど
子供を助けてくれたことが
本当に有難くて。


そして、そこで私は
その男の本当の姿に
驚かされました。

銀龍さまが
『そうじゃ。』と静かに頷き、
そして念を押すように
私に言ったのです。

私達の子供の命を救ってくれた
あの男は、今の私の夫だと…


後から後から
涙が止まらないまま、

私は自分のこれまでの
色んな感情が、納得できていくのを
感じました。


彼に対して、
家族のような感覚が強くあること。

愛することと、罪悪感が
どうしてもセットで出てきていたこと。


『空から降る一億の星』という
ドラマを見ていた当時、
その結末に
なぜか異常に心が塞いだことも
思い出しました。

自分のこの過去世が、
反応していたのでしょうね。


そしてツインの事実を知ってから
更に強まってきていた
夫への感謝の気持ち…


夫とは、「子供を守る」っていうのが
長い間のプロジェクトとして
あったんだと気付かされました。

なのに今生でも私達は、
長女を亡くした。

あの時の絶望感をも越えるつもりで
そこも含めて夫と「いいよね」って
上で話していたのかも知れない…


今では
長男と次女が
本当に心優しく育ち、
長女も天国で笑ってくれていて。

思っていたのとは違ったけれど
これはこれで
1つの完成形であって、

夫と私が
前世から
創ろうとしてきたもの、
なのかも知れないなぁと。

(お借りした画像です)


「…これが、
見ない方がいいと
これまでずっと伏せられていた
私達の過去世ですか?」

銀龍さまが頷きます。


確かに、本当にズシリと重いのです。
これまでに
自他共に沢山見せてもらった、
どの過去世よりも。

謎が解けたようでいて、
スッキリ感からはまだ程遠く…

胸骨周辺もズキズキするし、
泣き続けたせいか、
頭も痛くて。


こんな経験があったら
彼だって
同じような罪悪感を強く持っていても
不思議じゃないな…。


当時の私に対しても

無念な気持ち、理不尽な気持ちを
想うほどに

「もう人間なんて懲りごり!」って
思わなかったのが
不思議だなぁと感じるのです。


ともかく、当時の2人を
浄化し、癒そうと
私は強く感じました。


続きます。

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